寒くなると下痢をする犬も増えてきます。
一過性の場合、細菌やウィルス感染が原因のことが多いですが、膵炎や大腸がんなど治療しないと命に関わることもあります。
便の状態をよく見て、血便はないか、便の色は白っぽくないか、食べたものの消化状態などを確認する必要があります。
犬はヒトと比べて血便が出やすいようです。
素人ではわからないことも多いので、下痢が続くようなら便を持って受診しましょう。
流行りの腸内環境ですが、腸内フローラといって腸内がお花畑のように多様な菌が共存して整っている状態が良い状態です。
乳酸菌やビフィズス菌は、出産時に母親から受け継いだものをベースに、食事や生活環境で変化をします。
善玉菌でも、与え過ぎは異常に増加し過ぎてしまうこともあります。
なにごとも調和が大切です。
また、食物繊維も水溶性と不溶性のバランスが大事です。
下痢をしている時は、消化管への刺激を減らすために不溶性を減らし水溶性を増やします。
手作りしている方は、野菜の皮は剥いて柔らかく加熱したものを与えます。
ストレスも自律神経を乱し、緊張して交感神経優位な状態は消化機能を低下させます。
下痢の時は、副交感神経が優位になるようにリラックスして暖かい環境にしてあげることも大事ですね。
下痢をしてトイレを失敗しても、叱らないでくださいね!