ライフステージ別の栄養

高齢犬の栄養

高齢犬の栄養

7歳を超えるとシニアの分類に入りますが、個体差が大きく、お誕生日を過ぎたからと急にフードを変える必要はありません。

現在の飼い犬の寿命は伸びており、高齢犬だからと食欲が低下したり、消化能力が低下することは少なく、むしろ基礎代謝が低下したり活動量が減ることで肥満になる場合も多く見られます。

年齢で分けるのではなく、毎日、食欲、便の状態を確認しましょう。

食べ好みなどするようになったら、食欲が低下しているサインです。

食事量が減ってしまったら、好きな食べ物をトッピングする、少し温めてフードの香りを強くする、水やお湯でふやかすなどすると食べることが多いようです。

年齢とともに、たんぱく質の割合は増やしましょう。犬は肉などのタンパク源は消化・吸収が得意ですが、加齢と共に肝臓の機能が低下してくると、吸収したたんぱく質(アミノ酸)を再合成して体のたんぱく質と入れ替えるのですが、この肝臓での合成能力が低下する、つまり利用効率が低下するために増やす必要があるのです。

しかし、腎機能が低下している場合、過剰なタンパク質の摂取は腎臓の負担になります。加齢とともに多くの犬は腎機能が低下してきます。血液検査の数値が正常値でも、腎機能が低下していることも多く、過剰にならないように過不足がないように、たんぱく質は15〜23%(重量比)にします。

 

 

さらに年齢が進むと、筋肉が減り痩せてきます。この場合は、エネルギーを制限せずエネルギーの高い食事に変えます。高齢犬用のフードに変える、食事の回数を増やすなどエネルギーを確保しましょう。