病気別食事のポイント「肥満」
The point “obesity” of the meal according to the disease
肥満
犬の肥満はヒトの肥満と同様に糖尿病や心臓病、関節疾患など多くの病気につながります。太らせないことが大切ですが、犬は与えるだけ食べてしまうため肥満しやすく、食事量のコントロールは飼い主がする必要があります。
必要エネルギーは計算式を参考にしてください。
活動量や個体差によって必要エネルギーは変わるので、体重を定期的に測りましょう。
減量方法はヒトと同じです。摂取エネルギーを減らし消費エネルギーを増やすこと。
自分で食べ物を購入して食べられるヒトよりは、管理はしやすいでしょう。
急に摂取量を減らしてしまうのではなく、低エネルギーのフードに変える、エネルギーの低い食材(野菜、おからなど)をフードに混ぜるなどし、食事量を減らさないようにします。ただし、野菜を増やし過ぎると消化ができず下痢をする場合があるので、柔らかく煮る、細かく切る、ミキサーにかけるなどが望ましいですね。
また必要な栄養素が不足しないように注意しましょう。特にタンパク質が不足しないようにする必要があります。ヒトの場合、体に負担のない減量のペースは月に1〜2kg。
10kgの犬であれば、月に0.2kg位です。多くても月に0.5kg以上の減量はやめましょう。
愛犬が太っている場合、飼い主も間食が多く、ついついおやつをあげてしまう人も多いようです。
一緒におやつを控えたり、散歩の時間を増やすと良いですね。