犬は狼じゃない

犬の祖先は狼だから、肉食、それも生が1番と言う人がいますが、それは何万年も前の話です。

古くから家畜として飼われてきた犬は、人間と生活するうちに雑食になっていきました。

日本でも、記録の残る縄文時代から犬と一緒に暮らしており、縄文時代は稲作もされておらず、野山で採集した木の実、海や川でとった魚・ 貝、狩りでとらえた動物を食べていました。

日本では、昔から魚や貝を食べる文化だったので、一緒に暮らしてきた和犬(柴、秋田、紀州犬など)は魚も食べていたようです。

そのために、和犬は西洋犬に比べ、n-3系多価不飽和脂肪酸(EPA、DHA、α-リノレン酸)の必要量が多いのではないかと考えられています。

和犬に認知症の発症が多いのは、n-3系多価不飽和脂肪酸が足りていないからではないか…

生肉にはサルモネラ菌やカンピロバクターなど食中菌がいる場合もあり、いくら犬は胃酸が多く食中毒になりにくいと言えど、長期間、人間と暮らしてきた犬はオオカミと違って抵抗力も低下しています。

肉は加熱して、そして魚も食べさせた方がいいですね。

うちのびおら、朝は魚を食べさせています。

そのおかけが、16歳にしては目が綺麗でボケてもいないようです。

うちで咲いたバラ(アジュール)